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モンブラン。1
先月、お盆の頃にヤフオクで、かねてから探しに探してたモンブランの
Meistertück 145ショパン(ボルドー)を
「試し書き程度の中古(新品同様、キズ無し)」で、
発売当初の定価よりも安く出品されていたのを見つけた。
その時点で「残り時間あと1日」。
どうせ入札してもすぐ高値更新されちゃうんだろうな、と思いつつ
ちょいちょい眺めていたが、誰も入札者がいない。なんで??
いつも「キズあり。中古」のショパンが出てもすぐに高値更新されちゃうのに。
これ、新品同様だよ?誰も入札しないの(@@;?
もしかして出品者がアヤシい人として有名…とか??

…しかしその出品者さんの評価を見ると、2000近くもの数で「とても良い出品者です」
という評価が。「悪い出品者です」はゼロであった。
むむぅ〜… なんで誰も入札しないんだろう??

ってことで、取り敢えず私がダメ元で入札してみた。


… 翌日、パソコンを開けるとメールが。

「おめでとうございます!あなたが落札しました!」


… は(@@;??? ホント(@@;???


というワケで、なかなか「新品同様」では手に入らないボルドーショパンが
ウチにやって来ました(>▽<)!!
(って、8月の話だけど)


万年筆オペラ歌手女子会仲間達に報告すると、うち1人が

「良かったですね! そうなんですよ、お盆と大晦日はヤフオクは落札時なんです。
 皆さんお忙しい時期なので、オークションどころじゃないんでしょうね。w」

と教えてくれた。なるほど〜〜〜!!
(世間の皆さんがお盆でお忙しい時に暇だった私って…。w)


このボルドーショパンの出品者さん、なるほどとても丁寧な手書きのメモが添えられており、
包装もとても丁寧で、品物も本当に無キズ(拡大鏡でよ〜〜く見た!)で、
新品同様もいいところでありました。本当に良い出品者さんでした!


んで、「届いたらこのインクを入れよう!」と決めていた、
ドクターヤンセンのMozartというボルドーのインクを入れた。
(ショパンにモーツァルト。w)

ボルドーや赤系のインクは粘度が高く、固まりやすいので
毎日ガシガシ書く(ペンからインクを流し出す)事や、
インクが無くなったらかなり丁寧に洗浄しなければならない事を承知の上。
このMozartインクは、過去にヴィスコンティのオペラに入れて使った事があり、
洗っても洗ってもペン先の付け根にボルドーのカスが固まってた前科がある。
今回のショパンも気をつけて眺めつつ書いてたけど… やはり具合がよろしくない。
いい色のインクなのに惜しいなぁ。

愛読してる万年筆雑誌『趣味の文具箱』のインク特集で調べ、
ボルドー系のインクの、出来るだけ粘度の低いのを探してたら、
ちょうどそこへパイロットの色彩雫の「紅葉」という、オレンジに近い紅色のインクを
プレゼントしてくれた人がおり、それを入れてみたら…

ものすごく良い感じ!インクフローもMozartの時より断然イイ(>▽<)!!
ということで、今後このショパンには「紅葉」を入れて使う事にしました。


ただ、この「パイロット 色彩雫(iroshizuku)」インクは
以前カランダッシュの万年筆(エクリドール)に入れて使ってた時に
ペン先の付け根とコンバーターが錆びてしまって修理に出す、という事があった。
カランダッシュの店長さん曰く、パイロットと どこそこ(忘れた)のインクは
酸性に近いので不具合を起こしやすい、との事。
以来カランダッシュには純正のカランダッシュインクを入れている。
もう入手が不可能に近い or 高くて二度と買えない万年筆には
極力そのブランド純正のインクを入れる事にしているが、
このショパンには色彩雫でスルスルよく書けているので、
洗浄をこまめにする事にし、様子を見ようと思う。

モンブラン。1_b0069484_14113076.jpg
by mikale | 2016-09-28 14:11 | 万年筆とか文房具とか
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