<   2013年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧
万年筆と私。4
万年筆ネタ、まだ続いてたりして…(^^;

今年2月に旭川に行った時、いつもながらお世話になる
家具デザイナーE氏と食事をしている時に
E氏が万年筆の話をし始めた。
私は万年筆の話が出来る人が身近にいないので
ついクチを挟みそうになったが、黙ってE氏の話に
耳を傾けた。
書き味云々よるもむしろデザインについての話であったが、
東京に帰って来てから、私の持ってる万年筆を並べてみて
見比べているうちに、2年振りに万年筆熱が上がって来た。

これまでもちょいちょい万年筆屋さんのサイトを眺めたり
『趣味の文具箱』を興味が持てる特集の時に買ったりしていたが、
ペリカンのスーヴェレーン(「優れもの」の意)のM800あたりが
欲しくなっていた。
私は手は大きいので、女性向きとされるM600よりは
若干大きめのM800サイズが向いてるんじゃないかと思い、
数年振りに表参道のペンブティック書斎館へ試し書きに行ってみた。

「試し書きだけさせて下さい(^^; 」と言う私に
美しい店員のオネーサンはイヤな顔ひとつせず
言葉遣いも美しく、丁寧に応対してくれた。
さすがブティックというだけあって、スタッフの女性全員上品な
たたずまいだ。
金髪に鼻ピアスでズルズルと出て来て

「へい、ラッシャイ!」

なんて出て来るワケがない。

その、顔の美しいオネーサンはペンにインクを吸わせて
メモに『永』の字を走り書きした。
(『永』の字はトメやハライやハネ等すべてある文字なので
 試し書きには必ずといっていい程書かれる文字)

その走り書き『永』がとっても美しく、
思わず

「達筆ですねええええ!
 こういうお店へ就職する時は文字が綺麗かどうかも
 条件なんでしょうねえええええ!!」

と絶賛してしまった。
顔も字も綺麗なオネーサンは照れながら、

「いえ、特に文字の試験はありませんでしたが…
 履歴書の文字はもしかしたらよ〜〜く見られていたかも
 しれませんね…(^^; 」

と。
顔の綺麗なオネーサンがキッタネ〜字を書いたら幻滅だ。
美人は字も綺麗じゃないとねっっ!
(…と、勝手な趣味でモノを申しておりますが…w)


スーヴェレーンM600、M800 そして
一番大きなM1000も出してもらい、
それぞれ試し書きしたら…

M1000、スバラシイっっっ(>▽<)!!!
「お客様が何人も試し書きしていらっしゃるので
 ペン先はだいぶ丸くなってて、書きやすいと思います」
との事で、新品のM1000も試し書きさせてくれた。
新品といえどスルスルと何の引っかかりもなく、
インクフローもスムーズで、私の手にも馴染んだ。
M800もいいが、1000を触ったら断然1000だ。
文字は、このサイズの万年筆にもなると
中字(M)サイズでも太字(B)に見える。
細字(F)で 普通の万年筆の中字くらいだ。
この大きなM1000に細字は似合わないだろうと思い、
一旦帰宅して考えることにした。


書斎館で買うには通常の価格なので7万円以上する。
ネットで探したら衝撃価格セールを見つけ、
なんと半額くらいで売られていた。
顔も字も綺麗なオネーサン、ごめんなさい、
ネットで安く買ってしまいました m(__;)m
定番の緑縞のペリカン スーヴェレーンM1000!!
注文した翌日もうキタ〜〜〜〜〜〜〜(>▽<)!!
持ってる万年筆全部並べて写真撮ったり
比べ書きしたりして喜んでたら
家族が興味を示し、試し書きに加わって来た。
母には、小学生の頃 母のを使ってみた時の話をしたら
母はすっかり忘れているようであった。


旭川のE氏に早速報告のメールをした。
新品にも関わらず誰の手にも馴染みそうな、
ゴッツい見た目によらずフワフワとペン先が柔らかい事や
握った感じが実に安定している事などを熱く…(笑)

そしたら私に触発されたらしきE氏、M800の茶縞を
知人へのプレゼントに購入し、
ついでにご自分用にM1000緑縞を購入してしまったそうな!
E氏はM1000について、美香さんが絶賛した通りであった と語っていた。

「僕が持ってる万年筆(日本製の数本及び 昔のモンブラン含めて)なんて
 比じゃないほどの素晴らしい書き味!!!」

との事。
雑誌やネットで見る世のユーザーのレビューは
決して大袈裟ではなかった。
本当にM1000はスルリラリ〜〜な柔軟な万年筆であった。
ぐふふふふふ…  
良い買い物を(安く)したなぁと思う。

そして、4本の万年筆をそれぞれ使いながら、
今回のコンサートの曲の暗譜をした。
1曲につき1本選び、紙に ゆっくり歌いながら歌詞を書いて
覚えていく作業。
しかしそれぞれの書き味を楽しんでしまい、
歌詞の内容そっちのけになりそうなのが難点であった。

ここまで読むと、万年筆を何本も次々欲しがって
買い集めてるように思われそうだが、
数あればいいワケではない。
それぞれに用途(役割)があるので、
当分この4本を楽しみたいと思う。

これにて万年筆ネタはおしまい。
延々読んでくださったかた(いるかな??)、
ありがとうございました(^^;

b0069484_1754980.jpg

b0069484_17465792.jpg
[PR]
by mikale | 2013-03-17 17:57 | 万年筆とか文房具とか
万年筆と私。3
(前の続きの続き)

2007年の12月にヴィスコンティのオペラを購入して
3年経過(つまり2010年の話)。
数ヶ月に1度、万年筆熱がふつふつと湧いて来て、
ネットや雑誌で万年筆をアレコレ眺めるうちに
ペリカンのデモンストレーターなる万年筆に目が留った。
中の構造はこうなっていますよ、というデモンストレーション用
だったものを、買いたいという声が多かったために
商品化されたらしい。
スケルトン(透明)ボディで、透明、黄色、ブルーが出ており、
それぞれ数千本だかの限定(?)で、値段は8千円程度。
オペラは特別な時用にしておき、
普段使い用にB(太字)のを買ってみた。
ペリカンのスケルトンということで『ペリスケ』と
呼ばれているこの万年筆は小柄で可愛く、
ペン先が硬い感じがするが、自分の書きグセに馴染んで行く過程を
楽しんで行こうと、毎日のように使って早2年。
今ではすっかり手なづけられた感アリ。
ちょっとしたメモを取る時やコンサートの案内状、御礼状を
書く時もペリスケが活躍中。

そしてその翌2011年、今度は全く違うタイプの万年筆
スイスのボールペンブランド カランダッシュの
エクリドール(ローテーションという名の模様)に出会った。
カランダッシュのボールペンは昔 知人からプレゼントされて
愛用していたが、万年筆を持つのは初めて。
たまたま誕生日前に出会い、
家族が何かプレゼントしてくれるというので
コレの中字を選んだ。

フルボディが金属で出来てるので
細身な見た目に似合わずズッシリしており、丈夫だ。
ペリスケと並んで日常的に活躍している。
これは定価は4万くらいするが、ネットで2万円ちょいで購入。
太字が必要な書き物の時はペリスケ、
中字が欲しい時はエクリドールを使用中。

ペリスケもエクリドールもネットで買った。
試し書きもしないで買うのは無謀かとも思ったが、
レビューを色々読みあさっての購入で、
いずれも私(の書きグセ)との相性が合ったので良かった。

家族が万年筆を欲しがったので
あれこれ時間かけて選んでマーレンのオデュッセイアをプレゼントした。
これは新宿伊勢丹で購入、3万円ちょいだったかな?
金具部分はシルバーなので、使い込むうちにシブい色になって来る。
ボディはアイボリーパールのマーブルで、画像で見るより
実物の方が美しい。

画像の左からマーレン(イタリア)のオデュッセイア、
ペリスケ(ドイツ)、そしてエクリドール(スイス)。

まだつづく。w


b0069484_17104794.jpg
[PR]
by mikale | 2013-03-17 17:55 | 万年筆とか文房具とか
万年筆と私。2
(前の続き)

祖父からの2本の万年筆は相当使った。
ペン先を交換してリニューアルすればまだまだ使えるとは思うが、
なんだか古いペン先と共に祖父との思い出迄捨てて
しまうような気がして、交換せずそのまましまってある。


ウィーン留学中、誕生日を迎えた私は
ホストファミリーから万年筆をプレゼントされた。
ハーレーダヴィッドソンのロゴ入りで、
タイヤを模した黒いゴムで出来た太いボディで
バイク好きの私にはたまらなくカッコよく、
太字でとってもとっても書きやすかった。
後で知ったが、ハーレーダヴィッドソンと
フランスの筆記具ブランド ウォーターマンのコラボによる
デザイン万年筆だそうな。
日本円にして5千円くらい。
も〜〜〜 この万年筆はかなり気に入って、
何通のエアメールを日本に書き送った事か!

帰国してからも何年も使っていたが、
ゴムが劣化してきてベタベタするようになってしまった。
どうにかして同じ物はないかと探すも、既に廃盤。
ネットオークションでさえ無い。
『趣味の文具箱』という、万年筆雑誌を参考に、
文京区にある老舗の万年筆修理屋を尋ねた。

…が、店のオジサンに、

「こんな貴重な万年筆、僕が欲しいですよ!
 もう売ってないし、ゴムの劣化は修理出来ないので
 飾っておいた方がいいですよ!
 いやぁ〜〜〜、探してもコレはもう無いよ、いいなぁ!
 飾っておくだけの為にも欲しいという人はいると思います。」

ええええええええええ(TOT)!!!!

ってなワケで、本当に泣きそうになりながらも
お蔵入りさせる事に決めた。くぅぅ〜〜〜 (TOT)
しかしどうにも諦めきれずにネットで同じ物を延々探した。
でもどうにも(こればっか!)無いのでいよいよ諦めた。
それが芸大大学院(博士課程)在籍中の話。
(って、つい6年前だな…)

雑誌『趣味の文具箱』を数冊見ているうちに
「うおおおおお!!コレが欲しいっっっっ!!」
と、ビビッとくる万年筆発見っっ!!
ヴィスコンティのオペラ、サンセットオレンジ!!
し、しかし値段が高過ぎる!!
高給取りのエラい人が買うシロモノだよなコレは…(汗)

数日雑誌で眺めるも、どうにも欲しくなり、
大学帰りに東京駅前の丸善へ。
オペラは1本しか置いてなかった。
しかもマーブルの柄の出方が気に入らない。
店員さんが、

「オベラでしたら表参道の書斎館さんが置いてると思います。
 確認してみますね!」

といって、ご丁寧に電話してくださり、

「書斎館さんに現在4本在庫があるそうです。
 行ってみては如何でしょう?」


親切だなぁ!ヨソの店を勧めるとは!
行くしかないでしょうそれは!!(笑)

初めて行く表参道ペンブティック書斎館は、
私のような身分のイナカモノが入っていいのか?と
思うような高級筆記具ブティックで気後れした。
4本のオペラを出してもらい、マーブル柄の出方を見比べ、
うち1本ととってもとっても気に入ってしまった!!
同じ柄は2つと無いのだ。
身分不相応とは思いつつも、
東京タワーのてっぺんから飛び降りるつもりで買った!!
75000円っっっ!!!(大汗)
でもどうしても欲しかったので悔いなし。
嬉しくて嬉しくて、祖父の墓前にわざわざ報告に行った(笑)

しかしこのヴィスコンティ、
万が一故障や破損した場合は
本国イタリアに修理に送られるとの事。
そして数ヶ月戻って来なかったり、
道中で無くなってしまい、一生戻って来ない場合もある、と
『趣味の文具箱』内の読者のレビューが!
しかもボディを破損した場合、同じ柄が2つと無いので
新調する時は好みではないボディになってしまうかもしれない。
使うには物凄い注意を要する万年筆だ。
さすが高額なだけあるなぁ…(汗)

このオペラ、壊したらマズい!との思いから
気分的に毎日酷使は出来ず、月に数回のみの
使用をしつつ現在に至る。

画像の左がウィーンで貰ったハーレー万年筆。
ウィーンでの生活を思い出す1本。
右がヴィスコンティのオペラ。
パールがかったオレンジの美しいボディで、
ペン先のデザインも豪華だ。
華やかさはさすがイタリアのデザインだなぁと思う。
(つづく)

b0069484_15515973.jpg
[PR]
by mikale | 2013-03-17 15:45 | 万年筆とか文房具とか
万年筆と私。1
私は万年筆が好きだ。も〜〜 大好き!!
過去にも書いた気がするので
もしかしたら内容が重複するかも???
長くなるので、複数回に分けようと思う。


小学生だった頃、母が淡い紫色の、
女性的な細身の万年筆で手紙を書いているのを見て、
不思議なペンだなぁと思った。
このペンで書けば母のような見事な字が書けるのかも!
と思い、ちょっと貸してくれと頼んだ。

「壊れやすいから力を入れないでね」

と言われて借り、メモ用紙に線を1本書いてみた。
怖っっっっっ!!(汗)
よく見るとペン先が割れてるじゃん!(汗)
ちょっと力を加えたら裂けちゃうに違いない!
これは子供が使う物じゃないな、と思い
即座に母に返した。

それから数年経ち、中学1年生になった私は
その暮、僧侶だった祖父の大量の年賀状書きを
手伝うことになった。
祖父が

「オマエは書道を長年やってるから
 万年筆もうまく使えるだろう」

といって、黒い、太字の万年筆を貸してくれた。
母の華奢な万年筆とは違ってガッシリしていた。
母よりも年長である祖父が使っていいと言うんだから、
私もオトナの仲間入りさせて貰えたんだと思い、
早速作業に取りかかった。
書き心地がスルスル〜〜っと気持ちよく、
なんだか文字が上手になった気がした。

嬉々として50枚、100枚、150枚…と書いて行く私を見た祖父、
年賀状書きのご褒美に万年筆を買ってくれるという!!
人生初のマイ万年筆っっっ(>▽<)!!
祖父と一緒に筆記具屋へ行き、
男性に似合う、いぶし銀カラーのPILOTの万年筆を選んだ。

「なんだ、美香はそんなのがいいのか?
 女の子っぽい、赤いのやピンクのじゃなくていいのか?」

と祖父が笑ったが、私はどうしてもコレが気に入ったのだ!
その万年筆は5000円であったが、
中1の私にしてみれば高額筆記具であった。
嬉しくて嬉しくてそれから4年、毎日のように使った。

高校生になり、毎年暮の恒例となっていた
祖父の年賀状書きの作業を終えると、祖父が

「ご褒美に新しく万年筆を買ってやろう。」

といって、また筆記具屋へ連れてってくれた。
今度は更に男性的な、黒いボディの太字の万年筆を選んだ。

「赤じゃなくていいのか?
 黒なんて、オジィサンが持ってるのと似てるじゃないか。」

と笑う祖父であった。
選んでから値段を知った。1万円。
最初に買って貰った万年筆の倍額じゃないか!!ということで
ビビって遠慮したが、祖父に

「買ってやるというんだから遠慮するなバカモノ!」

と叱られたので、買って貰った。
その万年筆はそれから私が留学するまでの10年以上も
毎日お世話になった。
勿論、祖父が亡くなるまでの毎年暮には
その万年筆で年賀状書きの作業を手伝った。

画像の左が最初に祖父に買って貰ったPILOT。
真ん中が2本目に買って貰ったSALOR。
この2本は本当によく使い倒した。
この2本を見ると祖父を思い出す。
現在は引退させて、引き出しにしまってある。

右のはオマケだが、芸大卒業記念に
声楽科仲間全員が貰ったもの。
芸大の校章がついた写譜用万年筆。
これは滅多に使わなかった。
思い入れは丸で無し。

私が持ってる日本製の万年筆は以上3本。

つづく。
b0069484_1521237.jpg
[PR]
by mikale | 2013-03-17 15:23 | 万年筆とか文房具とか
彩(IRODORI)コンサート終了!
毎年春恒例となっている彩(IRODORI)コンサート、
満席のうちに終了しました。
花粉吹きすさぶ中ご来場くださいました皆様、
ありがとうございました!

クラリネットの山手さんと私は花粉症の症状が強く出ており、
でも本番中は緊張感もあって
多少は症状が落ち着いていたのでホッ…。
ピアノの佳奈ちゃんは花粉症関係なく、
平和そうで羨ましかった (^^;
今日は朝からクシャミで目覚め、
カユくて涙を流しながらすみれの散歩に行った。
朝食時に味噌汁飲んだらクチの中が腫れて舌が痺れた(汗)
去年2カ所の内科でアレルゲン検査をしたが、
その結果を引っ張りだしてみたら、
大豆もかなりな高数値であった。忘れてた!
花粉症が悪化していない、平和な時期には
食べても何も問題なかったが、今年の花粉症はヒドいので
普段大丈夫でも要注意だ。
従って、この時期過ぎるまでは味噌汁、納豆、醤油は厳禁(涙)


画像は左から山手さんとのその息子リョウゴくん、
私、佳奈ちゃん。
リョウゴくんはこの春5年生になるが、
すでに155cmの私と身長があまり変わらない!!
両親共に大きいので、リョウゴくんもかなり
大きくなるんだろうな。

ちなみに私は小5の時に157cmまで伸びて以来
ピタリと止まってしまったのであった… orz.
しかもすでにこのトシにして2cmも縮んでしまい、
今では155cmしかない(汗)
毎年の健康診断の身長測定の度に、
係の人が頭の上に 計る物をゴン!!と落としてくれるので

「縮んじゃうので もっとそ〜〜っと置いてください!
 もう1回お願いしますっっ!!」

等とお願いし、苦笑されている。
今は縮んだが母は昔は160cmはあったし、
父は今でも180cm以上あるので
私もきっと175cmくらいまでは伸びるであろう、と
思ってた虚しい子供時代であった(^^;


って、コンサートの内容そっちのけで
アレルギーと身長の話になってしまった!!

b0069484_1445810.jpg
[PR]
by mikale | 2013-03-17 14:55 | 音楽のこと