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知的障害をもつ2人の会話。2
先日の出勤時に私の前を知的障害をもっている
大学生くらいに見える大きな男の子2人が
スキップしたり途中で踊ったりジャンプしながら
歩いていた。
(仮にA君、B君とする)


A君「あのさぁ僕達ってさぁ、お父さんお母さんとか
  先生からさぁ 人に迷惑かけちゃいけない、
  嘘ついちゃいけないって言われてきたよねー?」


B君「うん、言われてきたよねー!」

A君「でもさぁ政治家のヒトってさぁ、
  人に迷惑かけたり嘘ついたりしてるよねー
  大人なのにさぁ!」

B君「そーだね!あとさぁ、人の話をちゃんと聞こう!って
  言われてるけどさぁ、政治家の人達って
  誰かえらいヒトがしゃべってるのに
  大声出して叫んで じゃましてさぁ、
  人の話聞いてないしさぁ!」

A君「そうだよねーあんなにうるさくしたら
  話が聞こえないよねー
  あー、もしかしたらさぁ、お年寄りだから
  耳があんまり よく聞こえないから怒鳴ってるのかなぁ?」

B君「わかんなーい!
  あとさぁ、ケンカしちゃいけないとか
  みんな仲良くしなさいって先生が言うけどさぁ
  政治家のヒトはみんなテレビでいつもケンカしてるよねー!」

A君「ねー!あのヒト達はさぁ、先生に言われなかったのかなぁ?」

B君「あ!僕わかっちゃったぁ!政治家のヒトってさぁ
  頭いいからテレビに出てるんだよねぇ?だからさぁ、
  頭がいいから学校に行かなかったんだよきっと!
  だからさぁ、先生とかにそんなこと教わらなかったんだよ!」

A君「あ、そっかぁ!!政治家のヒトは学校行く必要
  なかったからかぁ!僕達とかさぁ、フツーの人とかはさぁ
  学校行くけどさぁ、えらい人には必要ないんだねー!」

B君「だから、みんな仲良くしなきゃいけないとかさぁ
  嘘ついちゃいけないとかさぁ、知らないんじゃないかなぁ?」

A君「そっかぁ、そういうワケがあったのかぁ!!
  やっとわかったぞー!ヤッタ~~~!アハハハハ!」

B君「誰か政治家のヒトにさぁ、みんな仲良くしないと
  いけないんだよーって教えてあげなきゃねっ!!」

A君「そーだね!政治家のえらいヒトも知らないことが
  あるんだもんね!じゃあさ、田中先生に言ってみようか?」

B君「何をー?」

A君「だからさぁ、みんな仲良くしなきゃいけないとか
  嘘ついちゃいけないとかをさぁ、田中先生が政治家のヒトに
  教えてあげればいいじゃん!」

B君「あ、そっか!いいこと言うねー!それは名案だぁ!
  政治家のヒトは学校行かなかったから、
  先生を見るの 初めてかもねー!」

A君「そーだね初めてかもねー!初めての体験だぁ〜!」

B君「田中先生怖いからさあ、政治家のヒトも
  びっくりするかもねー !
  それでさぁ、嘘とかつかなくなってさぁ、
  ケンカもしなくなったらさぁ、日本はすごい国になるかなぁ?」

A君「なるなるなる!みんな仲良くすればいいじゃん!
  仲良くすれば悪いヒトがいなくなるからさぁ、
  日本は世界一いい国になるんじゃない?」

B君「それ、すごぉぉーい!田中先生が頑張れば
  政治家のヒトもごめんなさいって言うね!」

A君「そうだよねー田中先生怖いから
  政治家のヒトも泣くかもねアハハハハ!」

B君「よーし!田中先生をみんなで応援しよう!」

A君「しようしよう!フレーフレー田中先生~~~っ!」



… A君とB君は拳をブンブン振りながら大声で

「フレーフレー田中先生~~~~っ!」

と叫びながらスキップで校門へと消えていった。


聞いたかね、政治家のえらいヒト達よ?!
私からも田中先生とやらを是非応援したい!!

「テレビでケンカしているえらいヒトは
 先生から常識を教わってない」

という発想、妙に感心してしまった私であった。
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by mikale | 2011-06-30 11:53 | 日常のつぶやき | Comments(0)
知的障害をもつ2人の会話。
勤務先の大学の近所には障害者支援学校があり、
彼らの通学時間と私の出勤時間が重なることがある。
彼らに混じって同じ方向に歩いて行きながら
彼らの会話に耳が惹かれることが何度もある。

いつだったか、身長180cmくらいの男の子(推定20歳前後)と
私くらいの身長(155cm前後)の男の子が
フラフラと前を私の歩いていた。
聞こえてきた会話は以下の通り。
(背の高い男の子をA君とし、小柄な男の子をB君とする)


A君「自殺してもいいですかぁ〜〜〜?」

B君「だめ〜〜!」

A君「自殺してもいいですかぁ〜〜〜?」

B君「だめ〜〜!」

A君「自殺してもいいですかぁ〜〜〜?」

B君「だめ〜〜!」

A君「自殺してもいいですかぁ〜〜〜?」

B君「だめ〜〜!」


この会話を延々繰り返した後、

B君「自殺ということは自分を殺すことだぞぅ〜〜〜!
  そんなの、殺人と一緒でオマワリサンに
  捕まえられるぞぅ〜〜〜!」

A君「死んだらオマワリサンとかさ、関係ないじゃんアハハ!!」

B君「ダメだぞぅ!死んじゃダメ!!死んだら
  お父さんとお母さんが困るからダメだぞぅ〜〜〜!!」

A君「ウチにはお父さんいないも〜〜ん!
  お父さんはさぁ、オレがバカだから
  むかぁし家出したんだよ〜〜。
  それからず〜〜っと帰って来ないから
  ウチにはお母さんとオレだけだもんね〜〜アハハハ!」

B君「でもお母さんがいるならお母さんが悲しむから
  死んじゃダメだぞぅ〜〜!
  死んだらおしまいだぞぅ〜〜!」

A君「いいじゃんいいじゃんアハハハハ!だってさ〜
  オレが死ねばさ〜お母さんラクチンになるじゃん!
  オレ、バカだからさ〜、生きてても
  トーダイとかワセダとかに入れないじゃん。
  トーダイとかワセダに入れないからいい会社に行けなくて
  お金貰えないじゃん!お母さんは
  “オマエがバカだから私は大変だー!”って
  毎日怒ってるもんね!
  だからオレが生きてるとお母さん大変だから
  死んじゃえ〜〜〜〜アハハハハハ!!
  学校のさぁ、屋上からビヨ〜〜ンって飛び降りたら
  死ねるよね〜〜アハハハ!!」

B君「だめだぞぅ!!人間は生きてるから人間なんだぞぅ〜〜!」

A君「自殺してもいいですかぁ〜〜〜?」

B君「だめ〜〜!」

A君「自殺してもいいですかぁ〜〜〜?」

B君「だめ〜〜!」


A君はアハハハと笑い声をあげ、スキップしながら
「自殺してもいいですかぁ〜〜〜?」を繰り返し、
B君は足元がおぼつかずフラフラしながら
「だめ〜〜!」を繰り返しながら
彼らは校門の中へと消えて行った。

私は身につまされる思いでこの会話を聞き、
学生達にレッスンしながら、窓から彼らの学校の
屋上付近に目をやりながら、
彼が飛び降りやしないかと気を揉んだ。

ヘラヘラ笑ってはいたが、彼らはわかっているのだ。
お母さんが自分を負担にしていることや
死んだらラクになる、ということや…
その他 色々ちゃんとわかっているんだと思った。

「自分のためにお母さんが困っている。
 自分が死ねばお母さんがラク」

という発想は短絡的ではあるけど、
純粋な気持ちを持つが故の発想ではないだろうか。
いい大学を出ていても、いい会社にお勤めしていても
君達よりはるかに心が汚れている人だってたくさんいるよ…。


私は今の大学に勤務しながら、学生達からも
近所の障害者支援学校の生徒達からも様々なことを
学ばされている。
この環境に感謝したいと思う。
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by mikale | 2011-06-30 11:43 | 日常のつぶやき
繭蔵リハーサルでのサプライズ。
先程、ピアニスト佳奈ちゃんと
7/2(土)のDining&Gallery 繭蔵での
コンサートのリハーサルをした。
画像は繭蔵でのコンサートの今回のチラシ。
和の雰囲気、夏の色合いで上品に仕上げられ
佳奈ちゃんも私も気に入りました。
デザイナーのManiさん、
いつもありがとうございます!

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繭蔵に着いたら、カウンター越しに初老の男性が
店長(女性)と談笑していらっしゃった。
この男性、お昼過ぎに繭蔵の2階で無料で紙芝居をされていたそうで…
『紙芝居の えいちゃん』と書かれたチラシを
頂いた。本名は尾花栄一さん。
尾花さんは都内在住で会社役員をされているそうで、
紙芝居はご趣味だとか。

尾花さんは間もなくお帰りになられる
ところだったにも関わらず
店長と私のために 紙芝居の小道具を運んで来られ、
『幸せの王子』をやってくださった。
穏やかな声が心に染み入り、
尾花のその語り口にジ~~ンときてしまった。
店長は感激してボロボロ泣いていた。


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紙芝居の御礼に、2日に歌う予定の團 伊玖磨の
『こもりうた』を 弾き歌いで聴いて頂いた。
(佳奈ちゃんがまだ来ていなかったので)

何か紙芝居と歌でコラボが出来たらいいですね、と
尾花さんや店長と話した。




7月は内容の全く違う本番3つが続くために
頭の中が忙しい今日このごろであったが、
歌のリハーサルの前に思いがけず紙芝居を見せて頂き、
涙腺がゆるんで心があたたまった。
尾花さん、ありがとうございました!!


そうか、『幸せの王子』とはこういうお話だったんだな、
昔絵本で読んだけど、内容はうろ覚えだったな、
貧しい人々に無性の愛を注いだ王子とツバメを見習って、
私を含め世の中の人が
見返りを求めない、無性の愛を注げるあたたかい人間になれたら
世界は平和になれるよな… なんて思いながら佳奈ちゃんを待った。

佳奈ちゃんは紙芝居を見る事が出来ず、残念がっていた。
さて、リハーサル開始。
佳奈ちゃんは今回初めてロシア物を演奏する。
小柄なのにパワーみなぎっており、実に逞しい!!
私も、今回はいつになく沢山日本歌曲を歌うので
本番中に新しい発見があることを楽しみに頑張ります!
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by mikale | 2011-06-27 22:38 | 日常のつぶやき