<   2008年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧
恩師の訃報。
中2から音大ピアノ科時代までお世話になった
ピアノの恩師・吉田文子先生が
6/28に亡くなられた。享年68歳。
1年半前にご自宅にお見舞いを兼ねて遊びに行き、
先生の伴奏で歌って遊んだのが最後になってしまった。
お電話で話したのは半年ほど前であった。
近いうちにご連絡を、と思いつつ…。 残念である。

昨日、四ッ谷の聖イグナチオ教会にお通夜に行ってきた。
6年ほど前にクリスチャンになられていた先生は
白やピンクのお花が沢山飾られた大聖堂で、
教え子達を含む大勢の参列客に献花され、見送られた。

最後にどうしてもお会いしたいと思い、
ご親族の方々もお顔を見させていないにも関わらず
一番最後に全員が教会を出た後にこっそり
棺の中の先生に会わせていただいた。

頭にはマリアヴェール、胸にはロザリオがかけられ、
ヘンレ版のバッハのパルティータの楽譜と
パデレフスキー版のショパンの楽譜が胸に乗せられていた。
お顔の脇には亡きお父様の写真と、
ウィーンの師匠・ディヒラー先生の写真。

「90歳のディヒラー先生から2日に1回は
 “シッカリしろ!頑張って長生きしろ!”なんて励ましの電話を
 貰ってんのよ。私の方が若いのになさけないわよね。
 アハハハッ!」

と大声で笑っておられた1年半前の吉田先生を思い出した。

吉田先生は最初から私に「ピアノじゃなくて声楽の道へ!」と
勧めてくださっていた。
「ピアノでも何でも、基本は声楽だ」と仰り、
例えばバッハの3声インベンションなどでは
1番上の声部を右手で、一番したの声部を左手で弾きながら
真ん中の声部を声に出して歌わせる、という練習方法をさせられた。
それが出来たら今度は一番上の声部を歌いながら、
真ん中の声部を右手、一番下を左手で弾く練習。

また、時には「リズム感が無さ過ぎ!」と仰って、
メロディーを歌いながら(あるいはシャベリながら)庭で
縄跳びをさせられた。
ピアノの前に座り、両手両足、クチを使わされてのレッスンは
どこの門下もやっていない事であった。
楽しかった反面、結構難しかったっけ。

音大ピアノ科4年生の時に
「芸大の声楽科を受けてみたいんです。」と言うと、
物凄く喜んでくださり、

「卒業演奏試験なんか落第しない程度にテキトーに弾けばいいから
 とにかく芸大受験に向けて頑張りなさいよ!!
 あ〜〜〜よかった!アナタは歌に向いてると思ってたのよ〜!」

と何度も何度も言ってくださった。
(卒試を控える学生にそんな事を言う先生が
 一体どこにいるというのか?!w)

声楽の道に進み、コンサートをするごとにご案内差し上げていたが、
ご多忙中に何度も来てくださった。

「有名なコンクールを制覇して、世界的に有名になって
 活躍する演奏家もいるけど、
朝、窓を開けて “おはよう〜〜!” と声をかけて
近所から “おはよう〜〜!” という反応が返ってくるような、
 身近なところに音楽の楽しさや喜びを伝えて行く。
 そういう演奏家も大切よ。
 アナタにはそういう人になって欲しいわねぇ。」

というお言葉を忘れない。
笑顔のチャーミングな、ちょっとズッコケの
心のあたたかい先生でした。
先生に背中を押されて声楽の道に進んでよかったです。
これからも天国から見守って、応援していてください。
ご冥福をお祈りいたします。
[PR]
by mikale | 2008-06-30 15:42 | 個人的なこと | Comments(4)
祝・7歳!
7歳になりました!
クチの周りに白髪が増え、なんとなく悲しい。
でも元気いっぱい。
毎日の楽しみは神社でのボール投げとオヤツだ。
このまま大きな怪我も病気もなく長生きしてほしい。

…と毎年言ってるんだけどね。wb0069484_1482712.jpg
[PR]
by mikale | 2008-06-24 01:51 | 愛犬すみれのこと | Comments(0)
論文とかハラウィとか。
ここ1ヶ月、博士論文書きで翻弄されており、
毎晩夜中3時4時まで格闘中。
まぁ、翻弄される方に問題があるワケだけど…。w
“無い知恵絞って悪戦苦闘”(ドイツ語の檜山先生に昔言われた)しつつ
先月から論文指導に関わってくださる中村美亜先生に
必死で付いていってる… つもり…  である… 。
美亜先生、非常に頭のキレるかたで、
多分私の事を「トロいなぁ…。」とお感じになられていると思うが、
根気よくお付き合いくださっている。ありがたい事この上ない!!

そしてハラウィ本番も間近。
先週、奏楽堂でピアニストの野田さんと合わせてみたが、
野田さんのダイナミックかつ繊細なピアノは
ピアノの前に立つ私のオシリの下の方からズオオオオオ〜〜!!っと
客席に向かってエネルギーが流れて行くように感じられ、
(コレが、背中や頭の後ろの方からこられると
一緒になって張り合って声を出してしまうんだが)
下の方から支えられ、持ち上げられてるかのような安定感と
充足感に浸りながら歌えるのであった! 野田さん、素晴らしい!
本来、ドラマティックソプラノの為に書かれた曲で、
私の声には重たいが、面白いし歌い甲斐のある歌曲である。
歌わせてもらえる事に感謝したい。

7月の本番の曲は決まってるが、ハラウィ終わるまで練習に
取りかかる余裕なし(汗)
そしてハラウィ本番直前なのに、少ない脳味噌を論文に使ってるので
集中力が途切れそう。どっちにも集中しないと…!!
[PR]
by mikale | 2008-06-11 23:35 | 日常のつぶやき | Comments(0)